当院では、2012年11月に埼玉県内でいち早く手術支援ロボット「ダビンチ」を導入し、泌尿器科でのロボット手術を開始しました。
そして、2022年10月から消化器外科(直腸がん)でも運用が始まりました。

手術支援ロボット「ダビンチ」とは

患者さんへの負担が少ない低侵襲の鏡視下手術(腹腔鏡下手術・胸腔鏡下手術)に、ロボット機能を組み合わせたのが「ダビンチ」です。

これまで不可能とされていた角度からの視野の確保と鉗子の細密な動きで、複雑な手術を可能にしました。

対象疾患と治療方法について

前立腺がん

前立腺の全摘手術は、前立腺がんを根治させる基本的な治療法です。 この全摘手術をより安全・確実に行い、合併症の危険も低下させるのが手術用ロボット「ダ・ヴィンチ」。
全摘手術では、前立腺を切除した後、残った膀胱と尿道をつなぎあわせますが、これも開腹手術では難しい手術でした。腹腔鏡手術でも2次元のため距離感がわからず目的の部位を切除するのに、手前から順に切っていかなくてはいけませんでした。
技術的に難しい手術といわれてきた前立腺全摘手術ですが、「ダ・ヴィンチ」なら出血量も少なく神経や血管を傷つけることもなく、正確で精緻な手術を行うことが出来ます。

その他の対象疾患

現在当院では、腎細胞がんに対する腎部分切除術、浸潤性膀胱がんに対する膀胱全摘手術にも「ダ・ヴィンチ」を使用しております。

治療方法

前立腺がんの治療

前立腺がんの治療は、従来、70歳以下でがんが前立腺内にとどまる場合は、手術(前立腺全摘除術)が第一選択となっています。そのほか症状によっては、放射線治療、ホルモン療法、経過観察などさまざまな選択肢がありますが、十分な検討を重ね、患者さまと御相談の上、治療方針を決定いたします。

前立腺全摘除術

第2期までの早期がんに適用とされ、第3期以降の進行がんについては議論されているとこです。開腹・腹腔鏡手術では排尿障害や性機能障害を起こすことも多かったのですが、「ダ・ヴィンチ」を用いた手術では後遺症は少なくなります。

受診と入院について

受診のご案内

Outpatient Information

泌尿器科(腎センター)の受診

まずは、泌尿器科(腎センター)を受診してください。
初診の方は総合受付でカルテを作成してからのご案内になります。

※紹介状をお持ちでない方は診察料とは別に特定療養費をご請求いたします。

入院のご案内

Hospitalization

ダ・ヴィンチでの入院手術

ダ・ヴィンチ手術は他の手術に比べて患者さんの負担も少なく比較的入院期間も少なく回復も早い傾向にあります。
入院は手術の前日、術前検査を受けて翌日の手術に備えます。通常は術後の疼痛も少なく、翌日には歩行も可能です。カテーテルを抜くまでに6日間ほどかかるため入院期間は1週間ほどかかりますが、術後の状態と患者さんの希望によっては、早期の退院も可能です。

当院の治療実績について