腎臓内科(腎センター)
人工透析室(B館東棟2階)
人工透析室(B館東棟2階)では、血液透析に加え、血漿交換療法や血液吸着療法(レオカーナ、LDLアフェレーシス等)など、先進的な血液浄化技術を積極的に導入しています。専門医を中心とした透析チームが、患者さま一人ひとりのニーズに応じた治療をご提供します。
設備概要
透析中でも患者さまが快適にお過ごしいただけるようWi-Fiを完備し、すべてのベッドに液晶テレビをご用意しております。また、医療スタッフが常駐しておりますので、安心して治療をお受けいただけます。
- 透析ベッド数 30床
- 更衣室
- Wi-Fi完備(無料)
- 液晶テレビ(無料)


治療内容
血液透析療法
- 維持透析(外来・入院)
- 透析導入
- リクセル(透析アミロイド症の疼痛緩和)
血漿交換療法
- 単純血漿交換療法(自己免疫疾患、劇症肝炎)
- 二重濾過血漿交換療法(自己免疫疾患、生体腎移植の拒絶反応軽減)
血液吸着療法
- レオカーナ(包括的高度慢性下肢虚血)
- LDLアフェレーシス(家族性高コレステロール血症、閉塞性動脈硬化症)
- 顆粒球除去療法(潰瘍性大腸炎、クローン病、乾癬)
- 免疫吸着療法(自己免疫疾患)
- エンドトキシン吸着療法(敗血症)
その他
- 持続的腎機能代替療法(急性腎障害、透析困難症)
- 服水濾過濃縮再静注法(難治性腹水)
- 遠赤外光線療法(シャント血流改善、下肢虚血)
透析スケジュール
通院日 | 入室時間 | |
午 前 | 月・水・金 | 8:50-10:00 |
火・木・土 | ||
午 後 | 月・水・金 | 13:30-16:45 |
火・木・土 | ||
夜 間 | 月・水・金 | 17:00-17:30 |
火・木・土 |
治療当日の流れ(例:夜間透析の場合)
▼ 透析室入室(17:00)
透析室にお入りください。
軽装にお着替えも可(着替えはご自身でご用意ください)。

▼ 体重・血圧測定(17:10)
体内水分量を計算するため、体重と血圧を測ります。

▼ 透析開始(17:15)
体調確認後、針を刺して透析を開始します。
透析中はリラックスしてお過ごしください。
・液晶テレビ
・スマホ、パソコン使用可
・ブランケットやクッション持参可
・飲食可

▼ 透析終了・血圧測定(21:15)
約4時間の透析終了。止血後、血圧を測ります。

▼ 体重測定(21:30)
体内水分量を確認するため、再び体重を測ります。

▼ 退室(21:40)
体調に問題がなければ帰宅となります。

腹膜透析にも積極的に対応しております
腹膜透析は、透析液をお腹に注入し、ご自身の腹膜を通じて血液中の余分な水分や老廃物を除去する治療法で、主にご自宅で行えることが特徴です。週に3日ほど通院が必要な血液透析に比べて通院頻度が少なく、生活スタイルに合わせやすいため、血液透析と比べて自由度の高い治療法と言えます。
当院では、血液透析だけでなく、腹膜透析や腎移植にも対応しております。患者さまには、これらの選択肢について十分にご説明したうえで、生活スタイルや価値観を尊重し、最適な治療法をご提案いたします。
戸田中央総合病院のサポート体制
慢性腎臓病の治療では、腎臓内科の専門医を中心に、医師、看護師、臨床工学技士、薬剤師、管理栄養士、理学療法士など、多職種の医療スタッフがチームとなり、末期腎不全からの透析導入、維持透析、緊急時の入院治療まで、幅広く対応できる設備と体制を整えています。
透析療法は、長くお付き合いしていく治療です。専門医による質の高い診療はもちろん、患者さまが安心して日常生活を送れるよう、さまざまな角度からサポートいたします。
地域医療機関の先生方へ
患者さまのご紹介・ご相談は連携課へ
当院腎センターでは、慢性腎臓病(CKD)の、腎炎から透析療法に至るまでの幅広い病態に応じた加療と、急性腎障害や急速進行性腎炎および急性血液浄化療法などに対する急性期の加療に力を入れています。
埼玉県南部医療圏(戸田市・川口市・蕨市など)を中心とした県内外の医療機関と連携し、紹介を通じて、専門的な精密検査・診断・治療が必要な患者さまを受け入れております。ご相談やご紹介に関しましては、地域医療連携課までお問い合わせください。
ご紹介・お問い合わせ 📞048-442-1431(連携課直通) 平日:8:30~17:00/土曜:8:30~13:00 ※休診日除く 地域医療連携課 |
受診について
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