放射線科
検査情報
CT
マルチスライスCTは、任意の再構成画像を作成できます。造影剤を用いれば、心臓冠動脈、大動脈、脳血管、腫瘍性病変などで、詳しい評価が可能となります。
最新のGEヘルスケア社製「Revolution CT」(256列)は、高速撮影やクラス最高レベルの空間分解能、低被曝化を実現しています。MDCT(マルチディテクターCT)の中でも世界最高の撮影幅を持っており、1回転(0.28秒)で一度に16cmの範囲が撮影可能です。具体的に1回転で撮影できる検査は冠動脈(心臓)、頭部や頸部の血管などで、以前はベッドを動かしながら10秒程度かけていた撮影が、このCTでは一瞬(0.28秒)にしてできるようになりました。
MRI
CTと異なり、放射線は必要ありません。磁場を利用して画像検査を行います。脳脊髄疾患、整形領域、産婦人科領域などの疾患に特に優れています。脳血管領域では、造影剤を用いずに評価できます。
最新のGEヘルスケア社製3.0T MRI「SIGNA Pioneer」は、既存MRIの1.5T(テスラ:磁力の強さ)に比べ、2倍の磁場の強さを持っています。これにより撮影時間が短縮され、患者さまがじっとしている時間が短くなりました。また、解像度も増し、小さな病変なども発見しやすくなりました。MRIを撮影されたことがある方はご存じだと思いますが、これまでは工事現場のようなガ、ガ、ガという音がしていましたが、頭部の撮影ではほぼ無音での撮影が可能です。
核医学
CT、MRI検査で得られない、脳血流、心筋血流、副腎機能、骨格、腫瘍および炎症性疾患の診断など、臓器の機能画像を撮影します。
血管造影
造影剤を用い、脳動脈、大動脈の動脈瘤や、心筋梗塞の原因となる冠動脈などの血管病変、肝臓をはじめとする腫瘍性病変の診断や治療を目的とします。
放射線治療
3次元治療計画に基づき、直線加速器(リニアック)によるX線と電子線による外部照射を行っております。放射性ストロンチウム(89Sr)による転移性骨腫瘍に対する疼痛緩和療法も行っております。
使用機器
CT
GEヘルスケアRevolution CT (256列) 、LightSpeed VCT (64列)
MRI
GEヘルスケアSIGNA pioneer 3.0T、Siemens MAGNETOM Avant 1.5T
マンモグラフィー
GEヘルスケアSenographe DS LaVerite
血管撮影
Philips Allura Xper FD10/10、Siemens AngioStar Plus
核医学
Siemens Symbia T2
放射線治療
治療装置 東芝PRIMUS、3次元放射線治療計画装置 エレクタ XiO