泌尿器科・移植外科(腎センター)
メディア掲載
2024/11/24 | 読売新聞に「病院の実力<前立腺がん>埼玉編」に当院が掲載されました |
診療内容
- 尿管結石、泌尿器科腫瘍(腎がん、膀胱がん、前立腺がんなど)、尿道、前立腺疾患(前立腺肥大症、尿道狭窄など)を中心に、泌尿器科全般にわたって診療しています。手術によって根治性の期待される疾患に対しては、積極的に内視鏡的手術治療を行い、評価を受けています。
- 腎不全患者のブラッドアクセス作成、PTA、シャント再建、ブラッドアクセスの管理を行っています。
- 腎移植および移植患者のフォローアップも行っています。
- クリニカルパスを導入しており、入院期間の短縮、医師・看護師・患者間での治療内容の確認に役立っています。
診療の特色
- 前立腺がん治療においては2014年3月より手術支援ロボット「ダビンチ(Da Vinci)サージカルシステム(以下、ダビンチ)」(米国Intuitive Surgical社)を導入しました。本装置を導入したことにより、前立腺がん手術がこれまで以上に正確に行えるようになり、より体の負担が少なく、かつより合併症の少ない手術ができるようになりました。埼玉県初となる「ダビンチ」により、今後さらに当院の発展に寄与出来ると考えています。 前立腺特異抗原(PSA)の普及により、前立腺癌の早期発見率が向上しており、前立腺全摘術による根治の可能性が高くなっております。 前立腺がんに対するホルモン療法、化学療法も色々な組み合わせで行っており奏功する例も増えてきております。
- 腎腫瘍に対しては、腹腔鏡下手術、腎腫瘍に対する部分切除術を積極的に行っています。また、この他の腫瘍においても、可能なものには行っています。
- 超音波(腎・膀胱)は非侵襲的な検査で、スクリーニング目的で多くの患者さまに行っています。
- 放射線治療、高気圧酸素療法などの設備が当院にあり、治療が可能です。
- 慢性腎不全-ブラッドアクセスを積極的に行っていますので、いつでもご相談ください。
- 生体腎移植を毎月1~2例行っています。ドナー腎摘に対しても、鏡視下手術を行っており、評価を受けています。
診療状況
2022年度泌尿器科実績
ロボット支援下前立腺全摘除術 | 58例 |
ロボット支援下腎部分切除術 | 19例 |
ロボット支援膀胱全摘除術 | 4例 |
ロボット支援腎盂形成術 | 1例 |
膀胱全摘除手術 | 5例 (うち4例がロボット支援膀胱全摘除術) |
根治的腎摘除術 | 6例(うち4例が腹腔鏡下手術) |
腎尿管全摘除術 | 12例(うち2例が腹腔鏡下手術) |
腎部分切除術 | 13例 (うち13例がロボット支援腎部分切除術) |
経尿道的前立腺切除 | 98例 |
経尿道的尿路結石破砕術 | 74例 |
経皮的尿路結石破砕術 | 4例 |
経尿道的膀胱腫瘍切除術 | 111例 |
難治性過活動膀胱に対するボトックス膀胱壁内注入療法 | 7例 |
2022年度移植外科実績
生体腎移植 | 17例 |
腹腔鏡下移植腎採取術 | 16例 |
移植腎生検 | 78例 |
バスキュラーアクセス手術 | 67例 |
CAPDカテーテル挿入術 | 3例 |
受診について
医療機関の方へ(患者さまご紹介など)
泌尿器科全般にわたり、ご紹介いただければ幸いです。ご紹介くださいました患者さまについては検査、治療、手術を施行し、安定期に入った段階で、紹介元の先生方のところへ受診させていただければと考えています。
かかりつけの先生方と当院とで連携がとれるよう適宜対応いたしますので、地域医療連携課へお問い合わせください。
患者さまへ(当院・当科に初めて受診される方)
初診は、“戸田中央総合病院あて”の紹介状が必要です。
かかりつけ医により専門的な治療が必要と判断された場合は当院あての紹介状をご用意の上、お電話0570-01-1114(ナビダイヤル2番)にご連絡いただきますようお願い申し上げます。
お問い合わせ先
0570-01-1114