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北関東地域中核病院における市中感染型MRSAの分子疫学解析と臨床像
研究背景MRSAは1960年代に初めて検出されましたが、病院内で主に基礎疾患を有する患者に感染する耐性菌でした。しかし、1990年代後半に欧米で基礎疾患のない健常人に発症したMRSA感染症が報告され市中感染型MRSA(CA-MRSA)と呼ばれるようになりました。近年、アメリカではCA-MRSAの検出頻度が増加しMRSA株の大部分がCA-MRSAに置き換わっている状況にあります。一方、本邦ではCA-MRSA感染症に関する報告は少なく、CA-MRSAの本邦における発生頻度や具体的な臨床像を明らかにすることが求められています。
目的北関東地域の複数の病院で検出されたCA-MRSA株の解析を行い、臨床的特徴を収集することで、CA-MRSAの病原性を明らかにする。
研究方法診療録から基礎疾患、感染症診断名、使用抗菌薬、臨床経過、転帰などを調査する。
調査対象となる患者様2011年7月から2012年2月の間に戸田中央総合病院の外来を受診された患者様の中で、皮膚検体の培養検査からMRSAが分離された患者様を対象としています。
調査予定期間2017年9月~2017年11月
公示予定期間2017年9月1日~2017年11月30日
研究者等の氏名- 東京医科大学 微生物学分野 山口哲央
- 戸田中央総合病院 消化器内科・部長 山本圭
戸田中央総合病院 医事課
電話番号:048-442-1111(代表) 2225(内線)
研究倫理担当:日髙浩明