病院について
Hospital Information

病院指標

病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

医療の質指標

  1. リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率
  2. 血液培養2セット実施率
  3. 広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 581名 185名 300名 378名 650名 1,257名 1,538名 2,615名 2,200名 561名
【定義】
2023年度退院患者様の人数を10歳刻みの年齢階級別に集計しています。年齢は入院時の満年齢です。
【特徴】
全退院患者数は10,265名になります。70代が最も多く、約25%を占めています。10歳未満も581名の入院と、幅広い年代構成となっています。当院は急性期病院として入院加療を必要とする多くの患者様に医療を提供できるように2018年度より25床増床し、517床になりました。また、2020年3月には、新たに放射線治療装置を導入・整備致しました。これにより従来から行ってきた標準治療に加えて高精度放射線治療まで様々な治療が可能となりました。2020年9月には地域医療支援病院に承認され、地域住民、地域医療機関と密着した医療の提供に努めています。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 88名 33.75日 20.60日 18.11% 85.39歳
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 61名 26.30日 13.52日 8.20% 80.54歳
040110xxxxx0xx 間質性肺炎 39名 16.74日 18.65日 7.69% 77.79歳
040040xx9900xx 肺の悪性腫瘍 30名 19.37日 13.59日 6.67% 71.97歳
10007xxxxxx1xx 2型糖尿病 インスリン注射 25名 16.08日 13.99日 8.00% 65.36歳
高齢の誤嚥性肺炎・医療介護関連肺炎等、尿路感染症の患者様は入院期間が長期化傾向にあります。そのため当院では退院支援部門として、病棟担当性のMSW(医療ソーシャルワーカー)と専従の退院支援看護師を配置し、各患者様のニーズに合わせ自宅退院や転院等の退院支援を行っております。
また、当院は糖尿病認定教育施設に指定されており糖尿病関連領域において急性期、慢性期とも即時の対応が可能となっております。
消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 171名 2.57日 2.61日 0.00% 67.67歳
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 内視鏡的経鼻胆管ドレナージ術(ENBD)等 85名 7.44日 8.75日 3.53% 73.47歳
060102xx99xxxx 穿孔又は膿瘍を伴わない憩室性疾患 80名 6.96日 7.58日 0.00% 66.50歳
060140xx97x0xx 胃十二指腸潰瘍、胃憩室症、幽門狭窄 内視鏡消化管止血術等 52名 9.19日 10.92日 1.92% 70.50歳
060020xx04xxxx 胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 48名 6.42日 7.61日 0.00% 71.31歳
日本内科学会、日本消化器病学会、日本肝臓学会、日本消化器内視鏡学会の指導施設病院として、地域に密着した急性期病院の消化器内科の役割を果たすべく、積極的に高度な医療提供を行っております。消化管(食道、胃、十二指腸、小腸、大腸)疾患、肝・胆・膵疾患、門脈圧亢進症など、すべての消化器疾患の診断と治療を行っております。同じ臓器を担当する消化器外科とは合同カンファレンスなども行い、カンファレンス以外の日常臨床においても密に連携を図っており、患者様一人一人の疾患(病態)に合った治療の選択を行っております。
循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050050xx0200xx 狭心症 経皮的冠動脈形成術等(PCI) 184名 3.69日 4.26日 1.09% 69.65歳
050130xx9900x0 心不全 86名 15.38日 17.38日 5.81% 78.29歳
050070xx01x10x 頻脈性不整脈 経皮的カテーテル心筋焼灼術(アブレーション) 人工呼吸 83名 4.89日 6.06日 0.00% 64.10歳
050210xx97000x 徐脈性不整脈 ペースメーカー移植術等 59名 9.32日 9.77日 0.00% 78.17歳
030250xx991xxx 睡眠時無呼吸 終夜睡眠ポリグラフィー(その他) 59名 2.00日 2.03日 0.00% 45.53歳
最も多い疾患の狭心症に対する治療のひとつである経皮的冠動脈形成術(PCI)は、常勤医師に日本心血管インターベンション治療学会認定指導医・専門医の認定を有する医師がいますので、より専門性の高い治療を行える体制を整えています。
また、不整脈に関しても常勤医師と不整脈専門医の認定を有する医師が治療にあたっており、多くの経皮的カテーテル焼灼術の実績がございます。2021年度よりFFRCT(冠動脈CTを用いた精密診断)やFFRangioを導入し、より精度の高い診断治療を行える環境を整えております。
神経内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010060x2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) エダラボン 57名 17.93日 15.70日 12.28% 73.65歳
010110xxxxx4xx 免疫介在性・炎症性ニューロパチー ガンマグロブリン 46名 21.50日 16.97日 6.52% 63.98歳
010060x2990201 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 脳血管疾患等リハビリテーション てんかん等 16名 20.81日 15.57日 18.75% 74.63歳
010060x2990411 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) エダラボン てんかん等 16名 32.06日 17.39日 37.50% 75.44歳
010155xxxxx2xx 運動ニューロン疾患等 エダラボン 14名 11.36日 17.56日 0.00% 66.50歳
入院される患者様の過半数は脳梗塞の方です。脳梗塞症例に関しては、救急部の医師と連携し頭部CT、MRIを行い早期の診断、治療を心がけております。
当院がある埼玉県南部医療圏は、慢性期・回復期病院が他医療圏比較すると少なく、当科で症例数の多い脳梗塞の患者様の転院先受け入れ待ち等で入院期間が長期化する場合がございます。しかし、当院ではリハビリスタッフを75名体制(2024年9月1日現在)で整えており、自宅退院へ向けたリハビリも積極的に行っております。また、近隣には当グループのリハビリテーション病院やリハビリクリニックもございますので、近隣施設とも密に連携を図り、退院調整を行っております。
腎臓内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110280xx9900xx 慢性腎臓病 40名 9.20日 11.49日 5.00% 63.33歳
110280xx9901xx 慢性腎臓病 血液濾過透析 25名 11.64日 13.81日 0.00% 64.60歳
110280xx991xxx 慢性腎臓病 経皮的腎生検法 23名 5.04日 6.44日 0.00% 44.43歳
110290xx99x0xx 急性腎不全 12名 12.00日 14.36日 0.00% 72.08歳
110260xx99x0xx ネフローゼ症候群 10名 15.90日 19.94日 0.00% 68.80歳
慢性腎臓病(CKD)の、腎炎から透析療法に至るまでの慢性疾患を有する幅広い病態に応じた加療と、急性腎不全や急速進行性腎炎および急性血液浄化療法などに対する急性期の加療に力を入れています。
①の症例は安定した血液維持透析患者に対する一般的な血液透析を行っている場合および血液浄化療法を施行していない保存期の腎臓病の症例です。
②の血液濾過透析は透析困難症や長期透析による様々な合併症を有する腎臓病に対して施行しています。
内シャント設置術は外来で施行することが当院の基本方針となっているため、入院後に内シャント設置術を行っている患者様は、緊急透析を要する重症症例となります。
小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080270xxxx1xxx 食物アレルギー 小児食物アレルギー負荷検査 107名 1.21日 2.12日 0.00% 4.43歳
040100xxxxx00x 喘息 48名 7.10日 6.37日 2.08% 3.35歳
040090xxxxxxxx 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症 42名 7.81日 5.96日 0.00% 2.00歳
040070xxxxx0xx インフルエンザ、ウイルス性肺炎 41名 6.54日 5.86日 0.00% 2.49歳
0400801199x00x 肺炎等(1歳以上15歳未満) 37名 7.81日 5.62日 0.00% 3.24歳
当院では、日本アレルギー学会の認定教育施設の認定を受け、アレルギー専門医を揃え、アレルギー外来だけでなく、一般外来でも専門医による指導を受けられる体制を整えています。また、当院では近隣の大学病院と協力し、専門外来も設けており、低身長、気管支喘息、食物アレルギー、ネフローゼ症候群、IgA腎症、血管性紫斑病、炎症性腸疾患、先天性心疾患などの慢性疾患の検査、治療を行っています。
呼吸器外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040200xx01x00x 気胸 肺切除術等 17名 7.76日 9.54日 0.00% 41.59歳
040040xx97x00x 肺の悪性腫瘍 手術あり 16名 10.75日 9.89日 0.00% 66.19歳
040200xx99x00x 気胸 - - 9.17日 - -
160450xx99x10x 肺・胸部気管・気管支損傷 持続胸腔ドレナージ - - 10.81日 - -
040040xx99200x 肺の悪性腫瘍 経気管肺生検法等 - - 2.98日 - -
肺がんと気胸を主に取り扱っており、手術適応と判断される場合は根治を目指した外科手術を行っております。患者様一人一人に合った適切な治療の選択に心がけております。術前化学療法、放射線療法などを行い、腫瘍を退縮させてから切除を行うこともあります。
*10症例未満は「-」で表示しております。
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア ヘルニア手術等 93名 3.69日 4.55日 0.00% 69.95歳
060035xx010x0x 結腸の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 55名 13.24日 15.12日 0.00% 72.64歳
060150xx03xxxx 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 48名 5.33日 5.29日 0.00% 36.54歳
060150xx99xxxx 虫垂炎 手術なし 41名 7.29日 8.02日 0.00% 42.93歳
060335xx02000x 胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 27名 6.44日 6.87日 0.00% 55.22歳
胃癌、大腸癌、肝臓癌などの悪性疾患や虫垂炎(盲腸)、ヘルニア(脱腸)、胆石症、消化管穿孔(腹膜炎)など良性疾患に対して手術療法を中心とした治療を行っております。早期胃癌、一部の高度進行癌を除く大腸癌、胆石症、胆嚢炎に対しては侵襲の少ない腹腔鏡手術を施行しております。さらに、手術療法以外でも放射線、化学療法などの集学的な治療も行っています。多くの疾患に対してクリニカルパスを導入しており、治療の過程を明確にして安全で合理的な医療の提供を行い、早期退院できるように努めています。
乳腺甲状腺外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
090010xx010xxx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))等 33名 8.09日 9.88日 0.00% 64.52歳
090010xx02xxxx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) - - 5.64日 - -
090020xx97xxxx 乳房の良性腫瘍 手術あり - - 4.00日 - -
090030xx97xxxx 乳房の炎症性障害 手術あり - - 6.05日 - -
070040xx99x2xx 骨の悪性腫瘍(脊椎を除く。) 放射線療法 - - 20.05日 - -
当院はブレストケアセンターを設立し、日本乳癌学会認定施設として、乳腺疾患の診断、治療および乳がん検診を行っております。乳がん検診では乳がんの疑いのある方を対象に精密検査を行い、早期の乳がんの発見に努め、乳がんと診断された方には、手術、術前・術後化学療法、内分泌療法、対症療法など、患者様に合った効果的な治療を行っております。
*10症例未満は「-」で表示しております。
皮膚科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080010xxxx0xxx 膿皮症 68名 10.19日 12.88日 2.94% 58.96歳
080007xx010xxx 皮膚の良性新生物 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)等 38名 3.61日 3.93日 0.00% 55.34歳
080006xx01x0xx 皮膚の悪性腫瘍 皮膚悪性腫瘍切除術等 22名 6.36日 7.22日 0.00% 72.82歳
080020xxxxxxxx 帯状疱疹 19名 7.95日 9.29日 0.00% 68.32歳
180060xx97xxxx その他の新生物 手術あり 12名 4.75日 5.77日 0.00% 66.83歳
膿皮症、帯状疱疹、蜂窩織炎、水疱症、薬疹等、皮膚科全般における診療を行っており、入院治療も行っております。皮膚良性腫瘍、皮膚悪性腫瘍の手術症例の治療に力をいれている他に、乾癬に対する生物学的製剤治療が行える乾癬分子標的薬使用承認施設の認定も受け、幅広い皮膚科疾患の治療に対応しております。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110080xx991xxx 前立腺の悪性腫瘍 前立腺針生検法 149名 2.07日 2.44日 0.00% 69.58歳
110200xx02xxxx 前立腺肥大症等 経尿道的前立腺手術等 115名 8.15日 7.75日 0.00% 73.70歳
11012xxx02xx0x 上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術 103名 4.69日 5.22日 0.00% 55.98歳
110070xx03x0xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 77名 6.35日 6.85日 0.00% 73.42歳
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 53名 14.53日 13.52日 5.66% 69.62歳
泌尿器科腫瘍(腎がん、膀胱がんなど)、尿道、前立腺疾患(前立腺肥大症、尿道狭窄など)を中心に、泌尿器科全般にわたって診療しています。手術によって根治性の期待される疾患に対しては、積極的に内視鏡的手術治療を行っております。
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010040x099000x 脳内出血(JCS10未満) 47名 19.11日 19.09日 29.76% 68.21歳
010060x2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) エダラボン 39名 17.46日 15.70日 20.51% 68.23歳
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術等 36名 13.58日 9.88日 11.11% 71.17歳
010030xx9910xx 未破裂脳動脈瘤 動脈造影カテーテル法 34名 2.29日 2.95日 0.00% 63.15歳
010070xx9910xx 脳血管障害 動脈造影カテーテル法 23名 3.39日 3.12日 0.00% 74.39歳
脳梗塞、脳動脈瘤、慢性硬膜下血腫等の疾患を受け入れており、疾患の重症度を問わず広範領域の脳神経外科疾患に対応しております。当院は256列のCTと3.0T(テスラ)のMRIを導入しており、より精密な検査かつ診断を行える体制を整えております。また、当院は超急性期血栓溶解療法(t-PA)、及び機械的血栓回収療法を常時実施できる体制にある施設に指定されております。夜間は脳神経外科または脳神経内科の当直医師を配置し、24時間対応できる体制を整えております。また、2018年度より埼玉県急性期脳梗塞治療ネットワークの基幹病院にも指定され、脳卒中症例の受け入れ強化に努めております。
心臓血管外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050163xx03x0xx 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 ステントグラフト内挿術 23名 8.35日 10.42日 0.00% 77.26歳
050180xx02xxxx 静脈・リンパ管疾患 下肢静脈瘤手術等 22名 1.14日 2.61日 0.00% 64.55歳
050080xx0101xx 弁膜症 弁置換術等 中心静脈注射等 - - 21.53日 - -
050170xx97000x 閉塞性動脈疾患 その他の手術あり - - 10.22日 - -
180040xx99x0xx 手術・処置等の合併症 - - 9.78日 - -
幅広い心臓大血管疾患を治療対象としており、大動脈疾患に関しては常勤のステントグラフト指導医が直接治療を行っております。下肢静脈瘤の治療では医療用瞬間接着剤を静脈内に注入することで血管を塞栓させる血管内塞栓術(ベナシール治療)を導入しており、痛みが伴いにくい局所麻酔の日帰り手術となっております。下肢の末梢動脈疾患に関してはフットケア外来でも対応しており、循環器内科、整形外科、形成外科とチームを組んで、最良の医療を提供しております。
*10症例未満は「-」で表示しております。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 170名 23.99日 25.50日 62.94% 82.25歳
160760xx97xx0x 前腕の骨折 手術あり 55名 4.05日 4.76日 1.82% 55.15歳
160690xx99xxxx 胸椎、腰椎以下骨折損傷 47名 18.57日 19.34日 44.68% 79.21歳
07040xxx01xxxx 股関節骨頭壊死、股関節症 人工関節再置換術等 43名 16.84日 19.55日 13.95% 69.77歳
160720xx01xxxx 肩関節周辺の骨折・脱臼 骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿等 37名 9.22日 14.00日 18.92% 71.00歳
外傷疾患、関節疾患、脊椎疾患、スポーツ障害、骨粗鬆症など幅広い整形外科疾患に対して、地域の開業医の先生方と協力しながら最良の医療を提供しています。大学より毎週脊椎、腫瘍、手の外科、関節疾患など各スペシャリストによる専門外来も行っており、対応できる疾患の幅も広がってきております。
開放、小児骨折をはじめとして、緊急性を要する疾患に対しては迅速に対応し、手術が必要な症例には麻酔科医と協力して速やかに処置を行っています。
形成外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
070071xx97xxxx 骨髄炎(上肢以外) 手術あり 20名 44.80日 33.66日 5.00% 65.60歳
020230xx97x0xx 眼瞼下垂 手術あり 17名 2.12日 2.82日 0.00% 72.59歳
160200xx02000x 顔面損傷 鼻骨骨折整復固定術等 14名 4.21日 4.63日 0.00% 38.00歳
070010xx010xxx 骨軟部の良性腫瘍 四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術等 11名 4.45日 5.14日 0.00% 54.91歳
080007xx97xxxx 皮膚の良性新生物 その他の手術あり 10名 4.90日 5.64日 0.00% 45.10歳
加齢による眼瞼下垂や顔面骨折、腫瘍摘出術など形成外科全般にわたり平均的な診療を行っております。足潰瘍は骨髄炎や糖病病を伴うことが多く、在院日数がやや長くなる傾向となっております。
眼科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020110xx97xxx1 白内障、水晶体の疾患 水晶体再建術(両眼) 250名 2.57日 4.46日 0.00% 75.65歳
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患 水晶体再建術(片眼) 205名 1.91日 2.54日 0.00% 74.25歳
020160xx97xxx0 網膜剥離 硝子体茎顕微鏡下離断術(片眼) 24名 4.42日 7.81日 0.00% 63.21歳
020240xx97xxx0 硝子体疾患 硝子体茎顕微鏡下離断術(片眼) 22名 3.45日 4.88日 0.00% 71.50歳
020180xx97x0x0 糖尿病性増殖性網膜症 手術あり(片眼) 10名 4.30日 6.10日 0.00% 58.40歳
当科で最も症例数が多いのは、白内障の患者様です。白内障手術は、1泊または日帰りで数多く手術を行っております。(日帰り手術は、合併症が危惧される場合や、全身的に問題のある方は除きます。)網膜剥離や糖尿病網膜症による硝子体出血、黄斑上膜・黄斑円孔などの黄斑疾患への手術も対応しております。
耳鼻咽喉科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030240xx01xx0x 扁桃周囲膿瘍 扁桃周囲膿瘍切開術等 84名 5.85日 7.52日 0.00% 41.49歳
030350xxxxxxxx 慢性副鼻腔炎 55名 6.13日 6.02日 0.00% 53.47歳
030240xx99xxxx 扁桃周囲膿瘍 46名 5.15日 5.51日 0.00% 34.83歳
030428xxxxxxxx 突発性難聴 45名 7.09日 8.55日 0.00% 54.96歳
030240xx97xxxx 扁桃周囲膿瘍 その他の手術あり 25名 8.44日 8.37日 0.00% 29.08歳
緊急入院が必要な深頚部感染症、喉頭浮腫、突発性難聴、顔面神経麻痺等の急性疾患に対して、スピーディな対応にて適切な治療を行います。
当科は耳科疾患、鼻・副鼻腔疾患、咽喉頭疾患、頭頸部腫瘍、音声障害、嚥下障害等を診ております。音声障害は手術のみならずリハビリを含めた治療を行っています。より専門性の必要な疾患につきましては、大学病院と連携して診療させていただいております。
婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
12002xxx01x0xx 子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮悪性腫瘍手術等 35名 10.20日 10.10日 0.00% 58.49歳
120060xx01xxxx 子宮の良性腫瘍 子宮全摘術等 32名 7.88日 9.23日 0.00% 50.75歳
12002xxx02x0xx 子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮頸部(腟部)切除術等 13名 2.92日 2.96日 0.00% 43.77歳
120070xx01xxxx 卵巣の良性腫瘍 卵巣部分切除術(腟式を含む。) 開腹によるもの等 12名 8.42日 9.68日 0.00% 48.17歳
120070xx02xxxx 卵巣の良性腫瘍 卵巣部分切除術(腟式を含む。) 腹腔鏡によるもの等 12名 6.42日 6.00日 0.00% 39.67歳
2020年10月に開設以来、婦人科悪性腫瘍(診断から緩和治療)を中心に、骨盤臓器脱の診断から患者指導や手術療法などの婦人科診療を行っております。今後一層、近隣の医療機関へのアナウンスに力を入れ、さいたま市や朝霞市からの紹介も受けるように努めております。良性腫瘍についてはグループ内や近隣施設へ協力を依頼し手術症例を紹介している状態となっております。常に安全な手術運用に心がけているだけでなく、関連する他科とのつながりをよくすることで、より効率よく入院期間短縮に寄与することができております。入院予定のほぼ8割の症例にクリニカルパスを適用しており、そのほとんどがDPC期間Ⅱまでの範囲内で退院できております。また、効率を図るために定期的に内容変更をするように心掛けております。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 28名 15名 18名 26名 - 15名 1 8
大腸癌 55名 56名 40名 44名 46名 14名 1 8
乳癌 29名 20名 - - 12名 - 1 8
肺癌 29名 - 17名 55名 20名 39名 1 8
肝癌 20名 - - - 13名 - 1 8
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
2015年4月より国より地域のがん診療連携拠点病院の認定をいただいております。上記5大がんに関しては、手術(腹腔鏡、内視鏡、他)、抗がん剤治療、放射線治療が可能であり、緩和ケア病棟も有しております。医師だけでなくがん専門の薬剤師、看護師などの配置を行い、チーム医療を行っております。
癌の診断検査目的の場合、入院中に進行度が確定せずStage不明となります。
*10症例未満は「-」で表示しております。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 30名 14.83日 54.87歳
中等症 149名 26.64日 79.59歳
重症 44名 30.20日 82.93歳
超重症 28名 25.71日 83.18歳
不明 - - -
当院では高齢者の肺炎が増加しており入院期間も長期化しておりますが、早期の離床を目指したリハビリの実施や呼吸ケアチームによる回診で合併症や重症化に対する予防を心がけております。退院支援部門として、病棟担当のMSW(医療ソーシャルワーカー)と専従の退院支援看護師を配置し、各患者様のニーズに合わせ自宅退院や転院等の退院支援を行っております。
*10症例未満は「-」で表示しております。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 304名 25.62日 75.29歳 23.68%
その他 18名 24.29日 80.65歳 17.65%
脳梗塞の患者数、平均在院日数、平均年齢、転院率を示したものです。発症から3日以内の入院とその他に分けて集計しています。転院率は全退院数における他病院への転院患者割合を示しています。
集中治療室(ICU)10床、脳卒中ケアユニット(SCU)6床、CT・MRI等の医療機器を有し、超急性期血栓溶解療法(t-PA)にも対応しております。夜間は脳神経外科または脳神経内科の当直医師を配置し、24時間対応できる体制を整え、脳神経外科・脳神経内科・救急科による早期診断・治療を行っております。回復期リハビリテーション病院を併設しており、早期退院できる体制を整えております。埼玉県急性期脳梗塞治療ネットワークの基幹病院に指定、2019年9月、日本脳卒中学会より一次脳卒中センター(PSC)として認定、2020年11月に24時間体制で血栓回収療法が可能なPSCコア施設として委嘱し、脳卒中症例の受け入れ強化に努めております。また、2024年11月より脳卒中ケアユニット(SCU)を増床予定です。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K664 胃瘻造設術 経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む 12名 37.25日 22.25日 16.67% 81.08歳
K654 内視鏡的消化管止血術 - - - - -
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 長径2cm未満 - - - - -
K386 気管切開術 - - - - -
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 - - - - -
上記症例数は厚生労働省の集計方法に従い集計しておりますので、他診療科執刀により施行された手術についての件数となります。
当院では担当診療科のみならず、他科診療科と密に連携し治療を行っております。
病気やケガで口から食事や水分を摂取できない方に対し、胃瘻造設術を施行しております。また、これらの患者様は、病状回復後も自立した生活が困難な場合が多く、転院、施設の入所等が必要となるケースも多くなります。当院では退院支援部門が早期に介入し、スムーズな転院調整に介入させていただいております。
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消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 長径2cm未満 202名 0.93日 2.11日 0.50% 69.14歳
K654 内視鏡的消化管止血術 69名 3.06日 9.41日 4.35% 71.96歳
K682-3 内視鏡的経鼻胆管ドレナージ術(ENBD) 59名 1.27日 12.46日 3.39% 74.90歳
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 51名 1.71日 7.00日 3.92% 80.76歳
K7212 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 長径2cm以上 49名 0.37日 1.63日 0.00% 65.20歳
最も手術症例が多いのは、内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術です。
また他の病院では対応困難が多い内視鏡手技として一番難しいと考えられる胆道系疾患(胆管炎・総胆管結石・閉塞性黄疸など)の内視鏡治療も、内視鏡的胆道ステント留置術を行い、重篤な状態に対しても即治療を行い、重篤化を改善させます。これらの胆道内視鏡は昼夜問わず積極的に治療を行っております。当科は常時24時間365日オンコール体制を整えておりますので、いつでも患者様の受け入れと治療を行っております。
循環器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術 その他 139名 1.68日 2.82日 1.44% 68.54歳
K5951 経皮的カテーテル心筋焼灼術 心房中隔穿刺、心外膜アプローチ 82名 1.60日 5.48日 1.22% 66.61歳
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 48名 2.54日 6.52日 2.08% 70.00歳
K5463 経皮的冠動脈形成術 その他 26名 1.50日 1.50日 0.00% 73.73歳
K5491 経皮的冠動脈ステント留置術 急性心筋梗塞 26名 0.00日 16.62日 3.85% 63.38歳
心臓救急医療に対し、24時間循環器専門医が対応し、救急患者様を断らない体制を目指しております。そのため、24時間心臓カテーテル治療が行える体制となっております。冠動脈カテーテルに関しては、ローターブレーターやエキシマレーザー等の特殊な方法での手術も可能となっており、重症度に問わず積極的な治療を行うことができております。
経皮的冠動脈ステント留置術(PCI)、経皮的カテーテル焼灼術も数多く施行しており、循環器領域の幅広い疾患に対応しております。
腎臓内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6121イ 末梢動静脈瘻造設術 内シャント造設術 単純 13名 10.85日 25.85日 0.00% 58.92歳
K616-41 経皮的シャント拡張術・血栓除去術 初回 - - - - -
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 長径2cm未満 - - - - -
K596 体外ペースメーキング術 - - - - -
K664 胃瘻造設術 経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む - - - - -
上記症例数は厚生労働省の集計方法に従い集計しておりますので、他診療科執刀により施行された手術についての件数となります。
内シャント設置術は外来で施行することが当院の基本方針となっているため、入院後に内シャント設置術を行っている患者様は、緊急透析を要する重症症例となっております。透析症例に対し泌尿器科と連携の上、ブラッドアクセス作成あるいは当科でのシャント拡張術等、アクセス管理を行っております。
当院では担当診療科のみならず、他科診療科と密に連携し治療を行っております。
*10症例未満は「-」で表示しております。
呼吸器外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5131 胸腔鏡下肺切除術 肺嚢胞手術(楔状部分切除によるもの) 18名 2.61日 4.61日 0.00% 43.44歳
K514-23 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術 肺葉切除又は1肺葉を超えるもの 10名 1.90日 10.40日 0.00% 65.00歳
K514-21 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術 部分切除 - - - - -
K514-22 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術 区域切除 - - - - -
K513-2 胸腔鏡下良性縦隔腫瘍手術 - - - - -
完全鏡視下肺葉切除術を積極的に行っており、原発性肺がんや転移性肺腫瘍などに対し、腫瘍進行度と悪性度及び患者様の耐術能を吟味した術式選択を心がけ手術を行っております。また、若年の男性に突発的に生じることが多い自然気胸の再発率を下げる目的のため、胸腔鏡下切除も行っています。
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外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6335 ヘルニア手術 鼠径ヘルニア 77名 1.12日 1.45日 0.00% 65.95歳
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 66名 1.83日 3.92日 0.00% 59.15歳
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 63名 3.14日 9.63日 1.59% 73.05歳
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの 46名 0.70日 3.57日 0.00% 36.87歳
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 23名 0.96日 1.35日 0.00% 61.74歳
多くの症例でクリニカルパスを導入しております。クリニカルパスを用いることによって、治療の過程を明確にして安全で合理的な医療の提供を行えるように努めております。また、がん診療連携拠点病院の認定を受けており、がん患者様に対する手術も積極的に行っております。
また当院は、消化器内科・消化器外科で密に連携を図っていることもあり、患者様の疾患(病態)によっては消化器内科の入院を継続したまま、消化器外科へ転科し手術する場合もございます。
乳腺甲状腺外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K4763 乳腺悪性腫瘍手術 乳房切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) 26名 1.00日 4.92日 0.00% 62.81歳
K4762 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) - - - - -
K4765 乳腺悪性腫瘍手術 乳房切除術(腋窩鎖骨下部郭清を伴うもの)・胸筋切除を併施しないもの - - - - -
K6274 リンパ節群郭清術(腋窩) - - - - -
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 - - - - -
乳がんと診断された方には、手術、術前・術後化学療法、内分泌療法、対症療法など、患者様に合った効果的な治療を行っております。
*10症例未満は「-」で表示しております。
皮膚科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0072 皮膚悪性腫瘍切除術 単純切除 26名 1.00日 5.27日 0.00% 75.27歳
K0051 皮膚、皮下腫瘍摘出術 露出部 長径2cm未満 12名 1.00日 2.17日 0.00% 57.50歳
K0052 皮膚、皮下腫瘍摘出術 露出部 長径2cm以上4cm未満 11名 1.00日 1.91日 0.00% 66.45歳
K0061 皮膚、皮下腫瘍摘出術 露出部以 長径3cm未満 11名 1.00日 1.55日 0.00% 58.82歳
K0062 皮膚、皮下腫瘍摘出術 露出部以外 長径3cm以上6cm未満 11名 1.00日 2.00日 0.00% 55.73歳
膿皮症、帯状疱疹、蜂窩織炎、水疱症、薬疹等、皮膚科全般における診療を行っており、入院治療も行っております。皮膚良性腫瘍、皮膚悪性腫瘍の手術症例の治療に力をいれている他に、乾癬に対する生物学的製剤治療が行える乾癬分子標的薬使用承認施設の認定も受け、幅広い皮膚科疾患の治療に対応しております。
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7811 経尿道的尿路結石除去術 レーザーによるもの 105名 1.53日 2.34日 0.00% 56.33歳
K8412 経尿道的前立腺手術 その他のもの 98名 2.84日 4.54日 0.00% 73.22歳
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 電解質溶液利用のもの 65名 2.54日 3.77日 0.00% 74.65歳
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 60名 1.53日 11.02日 5.00% 65.23歳
K843-4 腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術(内視鏡手術用支援機器を用いるもの) 28名 1.71日 8.57日 0.00% 71.21歳
当院はがん診療連携拠点病院であることと、ダヴィンチ(手術支援ロボット)導入施設であり、積極的にがんに対する手術を行っております。
当院の前立腺がん治療においては2014年3月より手術支援ロボット「ダ・ヴィンチSi (da Vinci Surgical System)」(米国Intuitive Surgical社)を導入、2020年3月より「ダ・ヴィンチX」を導入しております。本装置を導入したことにより、前立腺がん手術がこれまで以上に正確に行えるようになり、より体の負担が少なく、かつより合併症の少ない手術ができるようになりました。また、 前立腺特異抗原(PSA)の普及により、前立腺癌の早期発見率が向上しており、前立腺全摘術による根治の可能性が高くなっております。 前立腺がんに対するホルモン療法、化学療法も色々な組み合わせで行っており奏功する例も増えてきております。
脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 29名 1.79日 14.38日 17.24% 80.10歳
K178-4 経皮的脳血栓回収術 26名 0.81日 23.69日 46.15% 77.65歳
K1781 脳血管内手術(1箇所) 12名 4.42日 23.00日 8.33% 67.75歳
K164-5 内視鏡下脳内血腫除去術 11名 5.82日 43.27日 81.82% 64.18歳
K609-2 経皮的頸動脈ステント留置術 11名 1.36日 7.91日 0.00% 76.18歳
脳腫瘍や脳動脈瘤などの頭蓋内病変は高度な医療技術が要求されますが、当科は高度急性期病院として各種の医療機器の使用だけでなく、複数の診療部門から構成されるチーム医療を提供しています。また機能障害を有する症例では、術後の療養期間を要することも多く、手術前からリハビリテーションを実施し、早期の病状回復に努めております。
心臓血管外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5612ロ ステントグラフト内挿術(腹部大動脈) 25名 2.00日 9.60日 4.00% 77.60歳
K617-6 下肢静脈瘤血管内塞栓術 18名 0.00日 0.06日 0.00% 64.39歳
K552-22 冠動脈、大動脈バイパス移植術(人工心肺不使用)(2吻合以上) - - - - -
K6093 動脈血栓内膜摘出術(その他) - - - - -
K5551 弁置換術(1弁) - - - - -
身体への侵襲が少ないステントグラフトによる胸部大動脈瘤・腹部大動脈瘤血管内手術(TEVAR/EVAR)や人工心肺を使用しない心拍動下冠動脈バイパス手術、心臓弁膜症に対する弁置換、弁形成術等、幅広い心臓大血管疾患を対象とした治療を行っております。下肢静脈瘤の手術では、ベナシールを用いた血管内塞栓術を積極的に行っており、局所麻酔の日帰り手術となっております。術前に循環器内科医、麻酔科医、手術室看護師、臨床工学技士とカンファレンスを行い、より安全で確立された医療を行なっております。また、術前からの全身管理や術後早期から心臓リハビリテーションを行うことで、回復を早め、早期退院ができるよう努めております。
*10症例未満は「-」で表示しております。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術(肩甲骨、上腕、大腿) 133名 2.74日 14.64日 47.37% 77.21歳
K0821 人工関節置換術(肩、股、膝) 88名 1.57日 16.30日 27.27% 72.88歳
K0462 骨折観血的手術(前腕、下腿、手舟状骨) 73名 2.32日 5.59日 10.96% 54.32歳
K0811 人工骨頭挿入術(肩、股) 68名 5.46日 18.46日 63.24% 81.44歳
K0463 骨折観血的手術(鎖骨、膝蓋骨、手、足、指) 43名 1.88日 4.93日 13.95% 50.67歳
骨折等の手術後にはリハビリテーション療法が必要なケースが大半を占めますが、近隣にはリハビリテーション病院や外来リハビリ専門クリニックがあり、完治へ向けて地域と連携体制を整えております。
当院がある埼玉県南部医療圏は、慢性期・回復期病院が他医療圏比較すると少なく、手術後転院先の受け入れ待ち等により在院日数が長期化する場合がございます。しかし、当院ではリハビリスタッフを75名体制(2024年9月1日現在)で整えており、自宅退院へ向けたリハビリも積極的に行っております。また、近隣には当グループのリハビリテーション病院やリハビリクリニックもございますので、近隣施設とも密に連携を図り、退院調整を行っております。
形成外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0301 四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術(躯幹) 19名 1.00日 2.74日 0.00% 51.74歳
K2191 眼瞼下垂症手術 眼瞼挙筋前転法 13名 0.08日 1.08日 0.00% 69.00歳
K427 頬骨骨折観血的整復術 - - - - -
K0111 顔面神経麻痺形成手術(静的) - - - - -
K0503 腐骨摘出術 足 その他 - - - - -
腫瘍摘出術は概ね3泊4日、眼瞼下垂などの局所麻酔手術は患者様の状態により1泊2日の入院として手術を行っております。
*10症例未満は「-」で表示しております。
眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術 眼内レンズを挿入する場合 その他のもの 450名 0.00日 1.34日 0.00% 74.92歳
K2801 硝子体茎顕微鏡下離断術(網膜付着組織を含む) 50名 0.12日 3.44日 2.00% 64.68歳
K2802 硝子体茎顕微鏡下離断術 その他のもの 14名 0.00日 2.93日 0.00% 70.71歳
K2686 緑内障手術(水晶体再建術併用眼内ドレーン挿入術) 12名 0.00日 1.25日 0.00% 75.83歳
K2683 緑内障手術(濾過手術) - - - - -
白内障手術は、クリニカルパスを利用し1泊または日帰りで退院されます。(日帰り手術は、合併症が危惧される場合や、全身的に問題のある方は除きます。)また、網膜硝子体手術は糖尿病網膜症、黄斑円孔、黄斑前膜、黄斑変性、網膜剥離、硝子体出血などを始めとして、網膜硝子体疾患全般に渡っております。特に、視力にとって最も大切な黄斑部網膜の疾患に対する硝子体手術では小切開手術により、低侵襲、短時間手術により早期視力回復、社会復帰が可能となっております。
*10症例未満は「-」で表示しております。
耳鼻咽喉科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K368 扁桃周囲膿瘍切開術 81名 0.07日 5.27日 0.00% 43.25歳
K3772 口蓋扁桃手術(摘出) 50名 1.02日 7.14日 0.00% 26.02歳
K340-6 内視鏡下鼻・副鼻腔手術IV型(汎副鼻腔手術) 31名 1.00日 4.19日 0.00% 53.77歳
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術?型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) 28名 1.00日 4.04日 0.00% 54.71歳
K3191 鼓室形成手術 耳小骨温存術 15名 1.00日 2.27日 0.00% 40.47歳
当科での手術の大半は、クリニカルパスを導入しています。クリニカルパスを用いることによって、治療の過程を明確にして安全で合理的な医療の提供を行えるように努めています。 慢性副鼻腔炎等の副鼻腔疾患に対してはナビゲーションシステムを用いた手術を積極的に行っており、安全で負担が少ない手術を目指しています。
婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K879 子宮悪性腫瘍手術 33名 1.00日 6.21日 0.00% 52.12歳
K877 子宮全摘術 33名 1.00日 8.21日 0.00% 58.85歳
K867 子宮頸部(腟部)切除術 13名 0.92日 1.00日 0.00% 43.77歳
K889 子宮附属器悪性腫瘍手術(両側) 13名 2.46日 9.00日 0.00% 53.23歳
K8881 子宮附属器腫瘍摘出術(両側) 開腹によるもの 12名 1.00日 4.42日 0.00% 39.67歳
2020年10月に開設以来、婦人科悪性腫瘍(診断から緩和治療)を中心に、骨盤臓器脱の診断から患者指導や手術療法などの婦人科診療を行っております。今後一層、近隣の医療機関へのアナウンスに力を入れ、さいたま市や朝霞市からの紹介も受けるように努めております。良性腫瘍についてはグループ内や近隣施設へ協力を依頼し手術症例を紹介している状態となっております。常に安全な手術運用に心がけているだけでなく、関連する他科とのつながりをよくすることで、より効率よく入院期間短縮に寄与することができております。入院予定のほぼ8割の症例にクリニカルパスを適用しており、そのほとんどがDPC期間Ⅱまでの範囲内で退院できております。また、効率を図るために定期的に内容変更をするように心掛けております。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる 14名 0.14%
180010 敗血症 同一 13名 0.13%
異なる 50名 0.49%
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 52名 0.51%
異なる 22名 0.21%
当院はICUを有しており重症症例、大手術後の患者様を多く診療しております。そのため血液凝固異常やさまざまな感染症の合併により敗血症や播種性血管内凝固症候群(DIC)がおこることもあります。適切な治療が行えるようスタッフ全員で治療を行います。
*10症例未満は「-」で表示しております。

リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率ファイルをダウンロード

肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが
「中」以上の手術を施行した
退院患者数(分母)
分母のうち、肺血栓塞栓症の
予防対策が実施された患者数(分子)
リスクレベルが「中」以上の手術を
施行した患者の肺血栓塞栓症の
予防対策の実施率
1,261名 1,211名 96.03%
肺血栓塞栓症はエコノミークラス症候群とも言われ、特に下肢の静脈血栓が流れて肺の血管に詰まることで呼吸困難、胸痛を引き起こす重篤な疾患であり、しばしば大きな手術後や長期臥床の際に起こります。周術期に肺血栓塞栓症の予防対策を実施することで急性肺血栓塞栓症の発生率を下げることにつながると考えられており、弾性ストッキングの着用、間歇的空気圧迫装置の使用、抗凝固薬療法をリスクレベルに応じて単独、あるいは併用が推奨されています。 当院では、入院患者様に対しVTE予防フローチャートを用いてリスク評価し、レベルに応じた予防策を実施しております。また、年に一度の監査も併せ肺血栓塞栓症を未然に防げるよう取り組んでおります。

血液培養2セット実施率ファイルをダウンロード

血液培養オーダー日数(分母) 血液培養オーダーが1日に
2件以上ある日数(分子)
血液培養2セット実施率
2,672日 2,061日 77.13%
感染症の原因菌を特定するために血液培養検査1セットだけでは検査の精度が低くなりますが、検出感度の向上などを目的に2セット施行することで感染症治療の向上につながります。当院は2018年より日本病院会のQIプロジェクト、2022年より公益財団法人日本医療機能評価機構の医療の質可視化プロジェクトに参加し、医療の質の更なる向上を目指しております。

広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率ファイルをダウンロード

広域スペクトルの抗菌薬が
処方された退院患者数(分母)
分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日
までの間に細菌培養同定検査が
実施された患者数(分子)
広域スペクトル抗菌薬使用時の
細菌培養実施率
919名 743名 80.85%
適切な細菌培養検査を実施せず、漫然と広域スペクトル抗菌薬を使用すると耐性菌の発生及び伝播を助長し、抗菌薬の有効性が乏しくなる恐れがあります。広域スペクトル抗菌薬から適切な抗菌薬への使用を見直すために細菌培養検査をする必要性があります。当院は2018年より日本病院会のQIプロジェクト、2022年より公益財団法人日本医療機能評価機構の医療の質可視化プロジェクトに参加し、医療の質の更なる向上を目指しております。
更新履歴
2024/9/30
令和5年度 病院指標を公開いたしました。
お問い合わせ先
0570-01-1114